パーマ理論 クリープパーマの真実・・・ 
2014/10/27 Mon. 07:16 [edit]
従来のパーマではパーマ液の1剤で髪の中のタンパク質のSS結合が切れて、
ロッドなどで曲げた髪が、パーマ2剤でウェーブ固定させて行います。
クリープパーマとは、この1剤操作の還元を取り除く事と
2剤での酸化定着の前に時間をおき 応力緩和(クリープ)させること。
そしてスチーミング加熱や乾燥加熱で「応力緩和」を促進させます。
応力緩和とは「ストレスリラクゼーション」
これにより 今までよりダメージが少なくウエーブ効率も上がります。
パーマ液1剤のアルカリ還元剤の還元放置時間を少なくし、
たとえば、いままで10分でかかる1剤の還元プロセスを
5分間として5分の短縮でも 同等にかかるパーマが可能になる。
中間水洗でパーマの還元剤を流し
クリープ期を置く事により
たんぱく質の応力緩和をおこして
ウェーブ効率を上げる。。。
パーマ1剤の接触時間が短く、
しかもしっかりとかかるのがクリープパーマ
んで 前回の記事
↓
実証 クリープパーマ理論の間違い

この検証を よ〜く考えてみてくれ!
いままでの クリープパーマ理論では
水洗で還元剤は流れている! という前提だったので・・・
たった5分間の還元タイムで
こんだけ ウェーブ効率が上がるなんて!!!
還元剤が髪に接触している時間も すくなく
ヘアダメージも 軽減できて 凄いじゃないか!!!
って 場末のぢ〜ぢも含め 多くの美容師が思っていたハズだ。
ところが・・・
ある日 場末のぢ〜ぢが
毛髪研究の第一人者 新井幸三先生と お話をしているとき
「イオン化されていない 還元剤は
水洗ぐらいで そう簡単に 流れたりしないですよ」
この一言で 今までのクリープパーマの概念が根底から崩れ去った(泣)
そこから 化学式の迷宮に入った ぢ〜ぢ・・・
何度か 新井先生にお会いして 質問責めにもしてみた
んで 浪速のぢ〜ぢの弟分コネガワなどとも 尽きない討論、、、
サロンで 毎日のように 検証 実験 妄想・・・
そして たたき出した 結論
今までのクリープパーマ理論は 間違いでした!
んじゃ 今日はいよいよ佳境に入るぜ♪
・・・・・・・・・・
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パーマ理論 クリープパーマの真実・・・
んじゃ 今日は
いままで ぢ〜ぢを含め 君らが妄想していたクリープパーマは
実は どのような効果があって どのようにされていたのか?
クリープパーマ理論の真実を考えて行こう、、、
まず最初に確認しておくんだが、
クリープパーマは それまでのコールドパーマから変わったこと
◎中間水洗をしっかりと行う
◎中間水洗後に時間を置き 応力緩和を行う
◎湿熱や乾熱を加えることで時間短縮ができる
ここは よ〜く確認しといてくれ。。。
いまだに CMCだとかスチームだとか髪の栄養成分だとかいう
時代遅れのくだらん考えの奴は 一生理解できないから 読まなくていい(笑)
まず
中間水洗について
いままで 多くの美容師が信じ込んでた 還元剤を中間水洗で流す!
これが 流れないという事になったわけだ。。
んじゃ
中間水洗したら どうなるのか???
反応式を わかりやすく書いてみた
還元剤 ↓
RSH ⇄ RS + H+
こいつはこうね
↓

パーマの還元反応は ↓
KSSK + RSH ⇄ KSSR + KSH (1)
KSSR + RSH ⇄ RSSR + KSH (2)
これはこう
↓

もうそろそろ 理解しといてくれ(爆)
んで 中間水洗で流れるのは???
まずは
イオン化された還元剤(赤いアンパンマン)の
まだ 還元反応していないモノ
こいつは 前回の記事
↓
実証 クリープパーマ理論の間違い
これで 説明した
還元剤の平衡反応で
流れていない イオン化されていない還元剤が
イオン化されて また出来てくるんだ。。。
そして もうひとつ
ジチオジグリコール酸(緑のG)
こいつは このようになる
↓

図の下側の2式の部分ね
まず ジチオが流れると・・・
ここで 平衡反応が働き
ジチオを増やそうと ミックスが減る。。。
上の図のように
還元反応の→が 大きく 右方向に進む
すると 1式の部分も 右方向に 進行する
↓

そう〜
なんと
SS結合の還元が進行していくんだ!!!
今まで 俺たち理美容師が考えていた クリープは
たんぱく質が 応力緩和でズレていく!
これじゃなくて
本来は
中間水洗することで
ジチオジグリコール酸が流れ落ち
還元反応式が 右辺に進行していく
薬剤反応の一種だったのだ!
右辺に行くということは
還元が促進されるという事なんだよね!
この考え方をしていくと
今までの疑問だったことが
すべて つじつまが合ってきてしまうんだ!
応力緩和自体は 濡れたままで数十分置いたぐらいで
それほど進行する 理屈は無い!
たとえば 加温
加温すれば 還元剤のイオン化が増える
しかも 湿温のほうが 水分量が増え 反応も活発になる。
ただな
んじゃ 中間水洗しないでいいんじゃんか!
って 気軽に考えちゃいけない。。。
前にも書いたが 場末のぢ〜ぢは
クリープパーマ理論が間違いだと言い出しただけで
中間水洗しないほうが 良い!
などと言った覚えは無いぞ!?
はっきりいって ダメージ毛なんぞは
中間水洗したほうが 失敗が少ないという場合も多いからな。
これのポイントは アルカリ なんだ
よくクリープパーマで 中間水洗することで
アルカリを流すという表現があるが・・・
アルカリ度を考えたら この理論は矛盾してきてしまう
この記事読んでみて
↓
アルカリとアルカリ度
中間水洗しても アルカリが中和してしまう事は無い、、、
ただし pHは いきなり下がったりはしないが
当然 ある程度は アルカリ成分が流れるので
少しづつ pHは下がっていく・・・
そう 水洗することで アルカリは少しずつ下がるんだ。。
パーマ行程で 1剤塗布後に
水洗したり スポイドで流したりすると
ジチオジグリコール酸を流すのと
アルカリを減らしていく効果がある
ってことだよね。。。
アルカリが減ると どうなるか???
もともと アルカリ度の低い薬剤を使用した場合や
かなりしっかりと中間水洗した場合は
↓
猿でもわかるパーマ講座 pka
そ〜 還元剤のイオン化が 鈍くなり
パーマの反応が弱くなっていく。。。
還元反応が マイルドになって行くんだ!
このように考えると
いままでのクリープパーマ理論で
アルカリの高い薬剤を使用したほうが
クリープ効果が高い!
中性や弱アルカリの薬剤だと
クリープ効果があまり無い!
この現象も すっきりと 解決してしまうのだ。。。
そして 昔のコールドパーマの時代
2剤の前に 酸リンスやアシッドを塗布して
還元剤の働きをストップしていたのも 理解できてくる。。。
ただ これじゃ 還元剤がまったく働かなくなり
ミックスちゃんだらけの 粗悪なパーマになるけどね(汗)
そ〜
ジチオとアルカリを減らしながら
平衡反応で ミックスも減らしながら
還元を促進して 従来のコールドパーマより
ダメージもすくなく ウエーブ効率を上げる!
これには 中間水洗やDO-S式スポイド法が有効かもしれない。。。
そう
いままでの クリープパーマの考え方は 間違いだった!
中間水洗は 1剤の働きをストップするのでは無く
使い方によっては
還元反応が右辺に行くことで 還元がパワーUPしたり
アルカリが弱まることで 逆に マイルドになったりする
還元コントロール の事だったのだ♩
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